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排尿障害(尿を貯めたり、出したりすることに関するトラブル)

下部尿路症状(LUTS)とは

下記のような症状を下部尿路症状(LUTS)と呼んでいます。

  • 尿の勢いがない(尿勢低下)。
  • 他の人より尿を出すのに時間がかかる(排尿遅延)。
  • おなかに力を入れて尿を出している(腹圧排尿)。
  • 突然尿がしたくなり漏れそうになる(尿意切迫感)。
  • トイレまで間に合わずに漏らしてしまう(切迫性尿失禁)。
  • 就寝中、トイレに2回以上起きる(夜間頻尿)。
  • 尿を出し終わっても、まだ残った感じがある(残尿感)。

LUTSが生じる代表的な病気

尿路結石

尿路結石とは

尿の中に溶け込んだ結石の成分が結晶化し、それが尿路にできた石状のかたまりのことです。背中やわき腹の激痛のほか、血尿や頻尿、排尿困難を伴うことがあります(尿路結石の部位と症状)。

尿路結石を一生に一度作る人は、男性の6人に1人、女性の13人に1人とされており、身近な泌尿器疾患の一つです。

尿路結石の部位と症状

尿路結石の部位と症状

副腎の病気

副腎とは

副腎は腎臓の上に左右一つずつ存在する2~3cm程の小さな三角形の臓器で、人が生きるために必要なホルモンを産生・分泌しています。皮質と髄質から成り、それぞれで異なったホルモンを産生しています(副腎の位置と構造)。
皮質では、アルドステロン、コルチゾール、性ホルモンなどが産生され、髄質ではアドレナリンとノルアドレナリンなどが産生されています(副腎ホルモンの種類・機能)。

泌尿器科で扱う副腎の病気の一つに副腎腫瘍が挙げられます。

副腎の位置と構造

副腎の位置と構造

副腎ホルモンの種類・機能

横スクロールでご確認いただけます。

産生部位 名称 機能
皮質 アルドステロン ・体内の塩分や水分の調節をしたり、血管に直接作用することで血圧の調節をする
・血液中のカリウムという電解質を減らす作用がある
コルチゾール ・人間が生きるのに不可欠なホルモンである
・血圧を下げたり、血液中の糖や脂肪分を増やしたりする作用をもつ
・ストレスを受けると血中濃度が増加するため”ストレスホルモン”とも呼ばれる
デヒドロエピアンドロステロン ・男性ホルモンの一つ
・一部が男性ホルモン(テストステロン)に代謝されるため男性化を来す
髄質 アドレナリン
ノルアドレナリン
・血管や心臓に作用し血圧の調節する
・カテコラミンと総称することもある

腎臓の病気

腎臓とは

腎臓は腰より上の背中側にある臓器で、背骨を挟んで右左にひとつずつあります。形はソラマメに似ており、大きさは握りこぶしくらいの大きさです。腎臓は、血液をろ過して、体の中に溜まった老廃物や水分、取り過ぎた塩分などを尿と一緒に体の外へ出す働きがあります。その他にも血圧を調節する物質を作ったり、ビタミンを活性化したり、赤血球を増やす”エリスロポエチン”を作り出していることが知られています。腎臓は、体の中の環境を正常に保つために不可欠なものです。

腎臓の病気として下記のようなものが挙げられます。

腎盂・尿管の病気

腎盂、尿管はいずれも尿路(尿路の概要)の一部で、腎盂は、腎臓で作られた尿を集める役割を、尿管は腎盂から膀胱へと尿を送り出す役割を担っています。尿路の内側のほとんどが尿路上皮という粘膜でおおわれています。

尿路の概要

尿路の概要

腎盂・尿管の病気として下記のようなものが挙げられます。

膀胱の病気

膀胱とは

膀胱は骨盤の中にある袋状の臓器で、男性では恥骨と直腸の間、女性では恥骨と子宮、腟の間にあります(膀胱の位置)。腎臓でつくられた尿は、腎杯、腎盂、尿管を通って膀胱にたまり、尿道を通って体外に排出されます。この尿の通り道を”尿路”といいます(尿路の概要)。尿路の内側のほとんどが尿路上皮という粘膜でおおわれています。膀胱には、尿を一時的にため、ある程度の量になったら体の外に出す働きがあります。尿道の一部分の周りには、尿道を締めることのできる筋肉(括約筋)があり、尿が漏れるのを防いでいます。
膀胱に尿がたまってくると、刺激が脳に伝わり、尿意を感じます。膀胱の筋肉が収縮し、括約筋が緩むと、尿は尿道を通って体外に排泄されます。

膀胱の位置

膀胱の位置

膀胱の病気として下記のようなものが挙げられます。

陰茎の病気

陰茎とは

陰茎は海綿体と尿道で構成され、前者は陰茎を女性の膣内に挿入し、精子を女性生殖器へ運ぶ役割を、後者は尿を体外へ排出する役割を担っています。
陰茎は、その部位で呼称が変わります(陰茎脚:下腹部の構造と恥骨につながった部位、陰茎体:体外から見える部位、亀頭)。亀頭の先端には、精液と尿の出口となる外尿道口が開口しています。また、亀頭の基部は環状溝と呼ばれ、通常、包皮は環状溝から亀頭を覆うように伸びています。
海綿体は3つあり、陰茎海綿体は、それぞれ左右に2つ並んで存在し、もう1つの海綿体である尿道海綿体は、尿道の大部分を取り囲んでいます(陰茎の構造)。これらの海綿体が血液で満たされると、陰茎は大きく硬くなります(勃起)。

陰茎の構造

陰茎の構造

陰茎の病気として下記のようなものが挙げられます。

前立腺の病気

前立腺とは

前立腺は男性のみにある臓器で膀胱の下にあり尿の通り道である”尿道”のまわりを取り囲んでいます(前立腺の位置)。栗の実ぐらいの大きさ(平均体積は20mL)で精液の一部に含まれ精子を保護する前立腺液をつくっています。

前立腺の位置

前立腺の位置

前立腺の病気として下記のようなものが挙げられます。

睾丸の病気

睾丸とは

睾丸は、医療用語では“精巣”を指しますが、一般的には“陰のう内にある臓器”を指していることが多いと思います。陰のう内には、精巣、精巣上体、精索などがあります(陰のう内の臓器)。
精巣は、球形の臓器で、男性ホルモンと精子を造る役割を担っています。精巣上体は、精巣の横にある臓器で、精子の成熟・輸送・貯蔵に関わっています。精索は、精巣の動脈、静脈、リンパ管と精管がひとつになった筒状の構造物を指します。

陰のう内の臓器

陰のう内の臓器

睾丸の病気として下記のようなものが挙げられます。

尿膜管の病気

尿膜管とは

尿膜管は、胎児期に胎児の尿を母体に流すための管(くだ)で、膀胱とお臍をつないでいます。通常は、出生までに尿膜管は閉鎖しますが、この尿膜管が生後も閉じずに残っていることがあります。この状態を尿膜管遺残と言います。
尿膜管遺残は形態により4つに分類されます(尿膜管遺残の形態)。残った尿膜管に感染すると臍炎や膀胱炎を起こします。また、稀ですが残った尿膜管に“がん”が発生し尿膜管がんを発症することもあります。

尿膜管遺残の検査

  • 尿検査
  • 血液検査
  • 膀胱鏡検査
  • CT検査
  • MRI検査

尿膜管遺残の治療

感染を伴っている場合は、まず抗菌薬投与により感染の治療を行います。臍下膿瘍(臍に膿が溜まった状態)を認めた場合は、臍を切開し膿を体外へ排出する処置(ドレナージ)を行います。一時的に排液管(ドレーン)を留置する場合もあります。

尿膜管摘除術

一度、有症状となった尿膜管遺残は、無症状となっても、約3割に症状が再発するとされています。根治には、遺残した尿膜管を外科的に摘除することが必要とされています。以前は、臍から恥骨の上縁まで下腹部を真ん中で切開し、臍から膀胱頂部までの尿膜管を摘除する開腹尿膜管摘除術が一般的でしたが、近年は腹腔鏡下手術が普及しています。

尿膜管遺残の形態

尿膜管遺残の形態

尿膜管の病気は他に下記のようなものが挙げられます。

女性に多い病気

身体構造の違い(肛門と外尿道口の位置関係、尿道の長さ、膣の存在など)や妊娠・出産によって、圧倒的に女性に多い泌尿器の病気があります。

女性に多い泌尿器の病気として下記のようなものが挙げられます。

小児に多い病気

小児の泌尿器疾患の多くは生まれつきの病気で、検査や治療の方法は成人とは異なります。成長発達により自然に良くなる病気もありますが、放っておくと徐々に悪化する病気や、早急に治療を必要とする病気もあり、専門的な判断が必要となります。

小児に多い泌尿器の病気として下記のようなものが挙げられます。

性感染症(STI)

性感染症(STI)は、セックスやキス、ペッティングなどの性行為によって感染する病気のことをいいます。STDということもあります。性器や口腔などの痛みやかゆみ、排尿時の痛みから、まったく症状がないなど、STIの症状はさまざまです。
体に異常を感じないからといって無治療のままだと、性器などに炎症を起こし慢性化したり、不妊症の原因になったり、母子感染で子供に感染したりすることがあります。STIは、早期発見・早期治療が重要な疾患です。

STIの最善の予防法は、安全な性生活を送る、つまり性生活の不明な人や不特定の人との性行為をしないことです。
もし、そのような人と性行為をする時には必ずコンドームを使いましょう。ピルはあくまで避妊の薬であり、STIを予防する効果はまったくありません。
カップルの片方がSTIにかかった場合、性行為によってパートナーにも病気をうつしている可能性があります。ですから、本人が治療して治っても、パートナーも治療しなければ、その後の性行為によって再び感染してしまいます。こうしたピンポン玉のやりとり(ピンポン感染)のような繰り返しを防ぐため、どちらかがSTIと診断された場合は2人同時に治療し、治療が終わったら、再検査でお互いの完治を確認しましょう。

ウインドウ期

B・C型肝炎、HIV感染症、梅毒などの感染初期には、血液検査では陰性となり、感染していることが検査では分らない時期があります。これを“ウインドウ期と言います。

ウインドウ期の長さは、症例によって異なりますが、検査法の検出感度や検出するもの(抗原、抗体など)によっても異なります。

通常、B型肝炎の検査に用いるHBs抗原は約2か月、C型肝炎の検査に用いるHCV抗体は約3か月、HIV検査に用いるHIV抗原抗体は約1か月、梅毒の検査に用いるTPHA抗体は1か月と言われています。

主なSTIは下記の通りです。

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