傍外尿道口のう胞
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千葉県四街道市大日371-1
傍外尿道口のう胞
外尿道口近くの片側あるいは両側にできるのう胞(袋状の構造物で内部に液体が貯留したもの)です。乳児(男児)500人のうち3人に認めたとの報告もあり、珍しい疾患ではありません。
出生時から幼少期に最も多く認め、次に10代で認めることが多いとされています。
先天性(生まれつき)とされていますが、尿道の外傷・炎症・感染により後天的(生まれたあと)に生じるとの報告もあります。
多くは無症状で、亀頭部が露出するようになってから見つかります。のう胞が大きくなることで、排尿時に尿が飛び散ったり、見た目が気になったりして受診することもあります。視診で診断がつくことが多いです。
良性疾患で自然に縮小・消失する場合もあるため症状がなければ、経過観察を行います。
治療法ですが、のう胞から液体を抜いても再貯留することが多いため、のう胞全体をとる手術が勧められています。